2017.04.17

無用の用

投稿者: 山上 和志
こんにちは、4月も半ばを過ぎ、新学期の始まった学生さん達を見かけて、
春に思い出す事を書きます。

かなり昔になりますが、私が入った大学の入学式のあいさつで「無用の用」に関する
お話がありました。

人、ひとりが歩く為に必要な道幅は50cmもあれば歩く事は可能です。
この50cmより外側は歩くのに、特に必要ではありません。
しかし、大きな川や谷に掛かっている橋がこの幅ではとても怖くて
歩く事が出来ないかもしれません。歩く内にバランスを崩すと谷へ落ちたりします。
しかし、前に進む道幅が何mもある広いものなら、安心して歩いて行けます。

社会で歩く自分の道幅を広げる為に、すぐに役立つ知識ばかりでなく色々な
学問に取り組んで下さいというお話でした。

私は勉強は得意ではありませんし、記憶するのも時間がかかります。
仕事上、新しい情報や建築・不動産に関する知識はなるべく取り入れたいと
思いますが、なかなか追いついていけません。
たまに、このお話を思い出し、知識の蓄積をはかっています。

幅広い知識を持ち、経験を積んで知恵をつける事で、お客様により良い御提案が出来るように
なりたいものです。

これも昔の記憶ですが、往年の名アナウンサー、鈴木健二氏が司会をつとめられた
クイズ番組の冒頭で「知るはよろこびと申しまして、知識を沢山持つ事は人生を豊かにしてくれます。」
と毎回お話されました。

自分の好きな事にばかり集中してしまう私ですが、少し意識して取り組みたいと思います。